race24.引退功労馬として余生を送る最強マイラータイキシャトル
突然ですが、好きな馬はなんですか?
…私もたくさんいます
その中でタイキシャトルは上位で好きです。
今回は引退功労馬タイキシャトルについて書いてみます。
1.最強マイラータイキシャトル
1600mを主戦場とし、華麗な競走成績を残しています。
デビューは4歳未勝利(現在の3歳未勝利)戦です。
当馬はデビュー前に脚部負傷や蹄の化膿、また調教をするとソエの悪化が見受けられ、脚下に不安がありました。
そしてゲート試験も2回落ちてしまい、遅れたデビューとなったのです。
初戦と2戦目にダートを走ったのは脚下がまた固まらなかった為、
無理なく走れるように衝撃を軽減できるダートとされます。
5戦目のユニコーンSでは2馬身半差をつけて勝利します。
陣営は芝も砂も走れることはわかっていて、世代の中でのマイルの能力を確認したかったのです。
その後もほとんど1番人気に支持されながら勝利を飾っていきます。
4歳になると、フランスGⅠで世界最高峰のマイル競走とされているジャックルマロワ賞に挑戦します。
そして1番人気に押され見事勝利、名実ともに世界最強マイラーとなったのです。
実はこの時、タイキシャトルが日本調教馬初の海外GⅠ勝利になると盛りがっていたのですが、
当時期待は薄かった、1週前のフランスGⅠモーリスドギース賞(芝1300m)でシーキングザパール(6番人気、鞍上武豊騎手)が勝利した為、
タイキシャトルではなくシーキングザパールがその記録を残すことになったのです。
(さすが武豊)
タイキシャトルの「日本調教馬として海外初GⅠ勝利」という記録こそ残りませんでしたが、記憶に残る強いレースをしてくれました。
また2週続けて日本調教馬のフランスGⅠ制覇という偉業を2頭が達成し、日本競馬の進化を世界へ知らしめたのでした。
海外帰りは走らない馬は多いですが、
タイキシャトルには関係ありませんでした。
帰国後のレース、マイルCSは5馬身差で圧勝します。
本当に海外帰りか?と思わせるような快勝で、本場の強さを見せてくれてるような走りです。
しかしラストランとなった次走のスプリンターズSでは3着となり、そのまま引退しました。
個人的には
マイルCSの走りと比べると、堪えてるように見えます。
力も振り絞って走り切った、という姿が印象的なレースです。
見たことない人には全部見てほしいけど、最後の3戦は必ず見てほしい!
強くおすすめしたいです。
2.引退後のタイキシャトル
引退後は日高地方のイーストスタッドとアロースタッドで2年おきに移動しながら
約17年間種牡馬として第二の馬生を過ごします。
2006年には右目を負傷し失明の危機に陥り、手術を受けて視力は回復しますが、現在は老化もあり右目は白内障になっています。
その後はNPO法人引退馬協会へ譲渡されて
イーストスタッドで預託され、第三の馬生、功労馬としての余生を送ることになります。
翌2018年に現在過ごしているヴェルサイユファームへ移動しました。
2019年には去勢手術を受けます。
種牡馬を引退し功労馬になると去勢をされることが多いです。
競走馬としても種牡馬としてもバリバリ働いてきた馬ってやっぱり性格も強くてちょっとやんちゃな馬が多いですし、牧場にはもちろん牝馬もいますからね。
去勢をすると温厚になるし、下手に暴れて怪我することも防げます。
また種牡馬同士の放牧は上記の理由より簡単なことではなく、
1頭で放牧せざるを得なくなってしまうのも、集団行動をする馬にとって寂しい思いをさせることになりかねません。
性格を丸くさせることは穏やかに余生を送ってもらうためにも長期的に見て重要なことなのだと思います。
3.引退馬協会
私は競馬が好きだし馬も好きだし、乗馬で馬と触れ合っています。
以前、犬猫のシェルターに興味を持ったこともあって、馬でも何かないかなと思って探してみたのがきっかけで、引退馬協会に興味を持ちました。
引退馬協会とは、競走馬や種牡馬、乗馬、騎馬を引退した馬が残りの余生を過ごせるように支援する団体です。
認識的には馬券の一部というより(競馬は競馬です)、
散財していく無駄遣いの一部を馬に使えたら…という思いから探しました。
単発で好きな額を寄付するということももちろんできますが、
私は会員になって「フォスターペアレント」という、ある馬に対して0.5口(3000円)から支援できる制度を選びました。
これが、タイキシャトルなのです。
もちろん好きな馬に!という思いからです。
最小の0.5口ですがね…
「無理なく見栄なく自分のできる範囲で」させて頂いています。
※単発の寄付は税控除されますが、フォスターペアレント制度では税控除はされません
毎月配信される引退馬協会の全馬のレポートが会員サイトから見れて、馬達の様子を知ることができます。
例えば、歩様がおかしいという異常や治療経過、元気になった報告や日常の姿も写真や動画と共に見ることができます。
コロナウイルス前にはたまにイベントもあったのですが現在は中止となっており、
あくまでも会員に対してサービス(お返しのように)してくれている事なので、無理して決行せず落ち着いたらまたしてもらえたらなと個人的には思っています。
4.タイキシャトルを訪ねて
私はどうしても叶えたいことがありました。
それはタイキシャトルのフォスターペアレントとしてタイキシャトルに会うことです。
(今までも普通にタイキシャトルに会ったことなかったんですが。)
そして、今回訪ねに行ったのです。
レポートにあったように羊たちと一緒に放牧されていました。(かわいい)
ヨーロッパにいるような雰囲気で栗毛が映えてました。(かわいい)
羊と一緒にいる理由は、
ひとりで放牧されていてぼーっと遠くを見つめて寂しそうだったのと
それにより運動量も減ってしまったからだそうです。
人参をたくさん買って、いろんな馬にたくさんあげました。
人参分配状況を牧場の方に聞くと、
タイキシャトルは人気だから結構もらってるとのことだったので、
あげすぎないようにして、あまり貰えてない牝馬の群れにあげるよう心がけましたw
以前のレポートには、タイキシャトルは慣れているスタッフさんには額を触らせてあげるなど、プライドが高かったり人見知りもしていたようですが、
今ではお客さんにも慣れたようで、柵に近づくとすぐに来てくれました。
嚙つき癖はあるようだったのですが、そんなことなく大人しく撫でさせてくれました。
しかし隣で写真を撮ろうと人参をあげるのをやめたら腕を嚙ついてきて、服がよだれだらけになりました…
…こんな光栄なことありますでしょうか。
タイキシャトルは人参の食べ方がとてもキレイでお上品なのが、さすがだなーと思いました。
(ボロボロこぼす子も可愛いです)
みんな食べ方が違って、食べるところを見るのも楽しいですよ。
たくさん触れ合うことができて、かわいい顔が見れて、
とても充実した時間だったので、後にするのが惜しくて悲しくなりました。
また行きたいです。
ローズキングダムやタニノギムレット、ビービーガルダン、メイショウドトウ、牝馬の中にはブロードアピールもいます。
また個人で所有していらっしゃった乗馬だった馬もいます。
ヴェルサイユファームの土地を気に入り、ここで余生を過ごさせたいと決めた方もいるとのことでした。
牧場の方もお忙しいのに馬達のことをお話をしてくださったり
馬を呼んできてくれたり…
功労馬牧場についてお話できて、親切にしてくださり、穏やかな時間を過ごすことができました。
まとめ
■タイキシャトル(競走馬時代)
フランスのジャックルマロワ賞を勝ち、世界最強マイラーとなった栗毛の金髪イケメンホース。
全レース見てほしい!中でも個人的おすすめは最後の3戦。
■タイキシャトル(現役引退後)
約17年間種牡馬としての仕事を全うします。
産駒は億単位で稼いでる馬も少なくないですが、最強マイラーは輩出できず。
種牡馬を引退すると、NPO法人引退馬協会に譲渡され功労馬として余生を送ります。
■引退馬協会
引退馬協会を通して単発の寄付、
フォスターペアレントという制度で毎月0.5口(3000円)から支援が可能。
引退馬たちの近況を知ることがきます。
■タイキシャトルを訪ねて
やっと会えたシャトル。
白内障は引き続き気になりますが、羊たちと一緒に過ごしていて、相変わらずかっこよくて、元気に人参を食べる姿が見れて嬉しく思いました。
牧場の方からもお話が聞けて貴重な時間となりました。
引退馬協会を通して支援することにおいて、
活動報告書などもしっかり配信されるので必ず目を通して、自分がしていることに対して自覚するようにしています。
今はふるさと納税やクラウドファンディングなどありますし、多様的に寄付という形があります。
毎月じゃなくてもできるし、情報が溢れる現代では漠然としているものではなく内容を知って自分で選ぶことができるのはポジティブなことですよね。
きっと馬のことでなくてもこういう事をやっている人もいると思います。
誰かがこれを見てそういうのがあるんだなぁと知ってもらえたらいいなと思い、書きました。
いつか興味を持った時に、そういう人いたかも、と思い出してくれたらいいなと思います。
race23.競馬🐎天皇賞秋2020の予想
クラシックが終わったら古馬戦線!
古馬秋GⅠスタートです。
注目はやはりアーモンドアイのGⅠ8勝という偉業達成なるか、ですね。
私は素直に偉業達成を見届けたいですが。。
Twitterではトメイトゥ新聞というコンテンツに参加させて頂き、日々競馬を楽しませて頂いております。
此度はウインブライトと松岡騎手のコンビ復帰戦ということで、応援の意を込めてコンビの絵を描きました。
コンビの絆というのも競馬の魅力ですね。
では、すぐ読み終わるのでぜひ読んでいただければと思います。
予想
使用されるコースは東京2000mです。
高速決着になりやすいレースですが、
今年は良馬場開催が少ない為、あまり高速決着という印象はないですね。
激変するとまでは思えないですが、
AコースからBコース(内ラチ沿いから3m外へ仮柵設置)へとコース替わりとなるし東京は路盤構造も最新設備(しかも勝手なイメージでやっぱり乾燥する時期は乾きが早そう)なので時計は遅くならない…末脚を活かせる馬が好走すると予想して、気になる馬を選んでみました。
❤️アーモンドアイ
5歳とは言え最強牝馬。
有馬記念以外は上がり全て3位以内(12回中最速8回2位2回3位1回)
ここで消したいと思う人もいるとは思いますが、
他馬と枠順を考えると抗う必要性を感じません。
負けることがあるならやはり馬場です。
でも今年のGⅠの1番人気の成績は(8−3−1−2)ですし、大箱東京コースで紛れも少ない。
連対は固い。
🤎フィエールマン
ステイヤーという印象はありますが、ステイヤーではなく中距離馬と評価してる方も目にしますね。
上がり重視で考えてみたので今回は対抗へ回しました。
9回中最速6回と34秒前後の末脚を持っています。
末脚がキレるディープインパクト産駒を拾うのも天皇賞秋のキーポイント。
鞍上が乗り替わりで福永騎手というのはルメールを思えば不安かもしれないですが、
競馬が楽しいと思えるようになった彼ならきっと大丈夫。
💙クロノジェネシス
宝塚記念では圧巻の勝利でした。
良馬場も渋った馬場もこなせて芝もダートも走れたクロフネの血を彷彿させます。
良馬場になった時、自身より強い馬がいることで霞んでしまっているのですが、
今回相手関係や斤量56キロを加味すると好材料。
上がりも常に上位で最速は32.5。
切れ味は素晴らしい。
♡ダノンキングリー
ベストは1800ですが内目の4枠で2000も対応可。
外だったらやめようと思っていましたがベストな枠に入れたかなと思います。
スピード血統なので時計が早くなる分には◯
58キロという斤量を克服できていないのは不安材料ですが、
休み明けの前哨戦で好走するパターンが多かったので、今回直行ローテというのはプラス。
☆ダイワキャグニー
渋った馬場の方が好走するけど…
天皇賞秋では速い時計で逃げ馬が粘って残っている過去もあるので展開によっては馬券内一発もあるのではと予想します。
内でスタートから良い位置につけること、ロスも少なくできることもプラスです。
あと父キングマンボ系が過去7年で17頭中4頭馬券内で複勝率23%(ディープ産駒は40頭中8頭で複勝率20%)でした。
※SS系は種類が多いので好走が多いディープ産駒で比較
※過去10年だと3年間ディープ産駒不在の為
母系のSS系のスピードも潜在しているので東京コースで好走するチャンス。
まずは全馬無事にゴールすることを願って、天皇賞秋をたのしみたいです\( ˆoˆ )/
race22.競馬🐎菊花賞2020の予想
今年の秋華賞ではデアリングタクトの牝馬無敗三冠が達成され歴史的瞬間を目にすることができ、とても嬉しかったです。
そして次はコントレイルの番!!
また父子無敗三冠制覇なるのか。
Twitterでは引き続き🍅新聞に参加させていただいており、
菊花賞も当てたいと思います。
予想
使用されるコースは京都3000mの外回りです。
菊花賞は長丁場ということもありスローペースが傾向としては多いです。
馬場は、おそらく良馬場だと思いますが時計はどうなのでしょう。
今回は例年通りのスローペースもしくはスローよりのミドルペースでがんばれそうな馬をチェックしてみました!
❤️コントレイル
前走は追わずに快勝。
能力が抜けています。
例年好走するノーザンダンサーのクロスが入ってない血統面を不安視する必要はないと思います。
だってスーパーホースは関係ないですから!
また全6レース中上がり1位5回、2位1回でペース不問。
今回良馬場で迎えられることも追い風。
全員が未経験の距離ですし、スローからの瞬発力勝負になれば、ここも勝利は固いと思います。
🤎ヴェルトライゼンデ
前走は外を回って後方から一気の脚で2着に伸びて来ました。
ドリームジャーニー産駒はあまり目立たないですが
半兄ワールドプレミア(父ディープインパクト)もいて、母系のスタミナが光る。
父は違えど臨戦過程をみると納得の人気。
コントレイルに近い少し外の枠で取れたことも、スタミナもあるこの馬にとって良い結果につながりそうです。
池添執念のマークに要注意!
前走小牧特別(中京2200)1着、上がり3位で古馬混合戦を経て菊へ。
降級制度が撤廃され、菊花賞では以前より夏の上がり馬が狙いにくい側面はありつつも、
うまく立ち回って前走1着、タフなレースであるすみれSを2着上がり2位、叔父に菊2着のリンカーンがいることで後押し。
ルメールによって人気が上がっていることもあるが、やはり騎手の手腕が問われる長距離戦で組み合わせ的に期待したい馬です。
♡サトノインプレッサ
前走毎日王冠10着と、ローテーションも割引したくなるが、終いはムチも打たずに追走していません。
菊花賞を意識した叩きとも捉えられます。
ダービーもNHKマイルから間隔詰めての4着でそこまでセンシティブにならなくても、と思います。
スタートは良くないのが一番の割引だけど、長距離なら大出遅れしない限りリカバリー可。
馬場が渋った方が好走するとは思いますが、スローからの上がり勝負なら◯
有力馬に近い枠ということもあり、スタートが良ければ馬券内。
♡ヴァルコス
前走セントライト記念5着、上がり3位でタフな展開は歓迎。
ドイツ血統でスタミナはもりもりだと思います。
例年神戸新聞杯で使用される阪神2400ゆきやなぎ賞も1着という成績も持っているので、適正は高いはずです。
三浦騎手から岩田(ぱ)騎手に乗り替わり。
コーセーは残念ですが…栗東所属騎手になったのはプラスです。
♡ダノングロワール
前走九十九里特別(中山芝2500)1着で、
長距離は得意で上がりも常に3位以内。
ハイペースで後ろからの勝利となった前走ですが、他はスローペースの先行で実績ありです。
父ハーツクライに欧州血統の母でスタミナが勝る馬なので、馬場次第で馬券内に飛び込んできそう。
先行して速い上がりも使える、有力馬の近くで競馬ができる、
が関西初輸送と斤量がどうかという不安もあります。
重賞挑戦も負け続き…後ろからしか競馬できない…折り合いは…という不安もあります。
でも素晴らしい末脚の持ち主。
長距離になることで弱点をカバーし展開がハマれば一発と期待したいです。
外から思い切った末脚を見たい!
コントレイル以外は難解と感じましたが、例年通りのレース運びとなることを予想して、好きなバビットは切りました。。
応援だけします📣
ただ、コントレイルには勝ってほしいと切に願って、
緊張を楽しみながらレースを見たいと思います✨
race21.史上初!牡馬牝馬同時三冠馬誕生なるか〜コントレイルのことを知ろう〜
今週は菊花賞!
デアリングタクトが史上初牝馬三冠、しかも無敗という大偉業を成し遂げた今年、さらに注目が集まります。
今回は無敗の三冠、また牡馬牝馬同時三冠馬誕生がかかるコントレイルのこと。
1.無敗の三冠馬について
今までの競馬史の中で無敗の三冠となると
1984年シンボリルドルフと2005年ディープインパクトの二頭しかいません。
今年コントレイルが無敗三冠を達成すれば、ディープインパクト以来15年ぶりになります。
また三冠馬自体は8頭目となり、オルフェーヴル以来9年ぶりになります。
オルフェーヴ以降は
あとの年はそれぞれ三頭で分け合っています。
三冠馬になること自体容易くないですし、
無敗三冠馬なんてなかなか出会えるものではないですね。
またサラブレッドの聖地、新冠町の生産で1994年ナリタブライアンが三冠馬になりましたが、コントレイルも新冠町の生産。
長い時間を経て、再び馬産地が盛り上がることを期待したいです。
2.コントレイルのプロフィール
本馬は日高地方のノースヒルズで誕生しました。
ノースヒルズの代表、馬主でもある前田晋二氏はキズナ、ワンアンドオンリーのダービーオーナー二連覇を成しており、豪運の持ち主でもありますね。
ノーズヒルズ(旧マエコウファーム)は1984年、前田氏自らオーナーブリーダーとして憧れや夢を叶えたいと創業した牧場です。
10年くらいはうまくいかず苦難していましたが、飼料や馬体管理のコンサルタント、スティーヴ・ジャクソンと契約を結び、牧場経営者として経営体系を改革していき、今のような強い馬を生産することができるようになりました。
もちろん運だけではないのです。
そんなノーズヒルズで元気に生まれたコントレイルですが、球節に難があったため育成期間の1歳時から調教を積めない時期が半年近くもあり、他の馬よりも本格的な乗り込みをスタートさせるのが遅れてしまいます。
しかし脚元がしっかりして調教騎乗ができるようになると、すぐに同期達に追いつきあっという間に二冠馬になりました。
デアリングタクト同様に素直な馬で、品のあるとにかくかっこいいコントレイル。
馬格も父譲りのコンパクトな馬体で長けた瞬発力の持ち主で、名門矢作調教師のもと調教され、早くから注目されていた馬です。
3.コントレイルの血統表
本馬の血統表を確認してみます。
まずお父さんはディープインパクトです。
産駒はたくさんいて、サンデーサイレンスを超えたとも言えるくらい種牡馬としても立派です。
昨年亡くなり、2020年生まれの国内産駒は数頭ですし、ここにきてコントレイルという大器が誕生していることにもなんだかドラマチックな背景に思えます。
産駒が多いので特徴もそれぞれあり、まとめることは難しいですが、やはり重賞レベルになると直線が長いコースで好走します。
瞬発力やスピードを活かした競馬が好きなんですね。
もちろんスタミナ母系なら加速は鈍り、瞬発力というよりタフなコースで持続力勝負なんて展開の方が好走する馬もいます。
父方の祖母ウインドインハーヘアはイギリスで調教され、
アイリッシュオークスで2着となったり、翌4歳時は受胎中なのにドイツの2400mのGⅠ競争で優勝するという珍事を持つ牝馬です。
今はノーザンホースパークで元気に過ごしています。
お母さんはロードクロサイトで未勝利で引退しました。
母方の祖母FolkloreはGⅠ2勝でBCジュヴェナイルフィリーズ(2歳牝馬限定ダ1700m)を勝っているアメリカの競走馬です。
コントレイルはロードクロサイトの3番仔で母は2019年もディープインパクトの仔を孕んでいます。
祖母のContriveはロードクロサイト以外にGⅢを1勝した牝馬のみ生み、その子供がGⅠ1勝を果たしています。
個人的にですが、あまりパッとはしてないけどまだ小規模ながらもGⅠ馬を輩出している牝系だなと思いました。
祖母の父はTiznow(ティズナウ)で2000年2001年ブリーダズカップクラシック(GⅠ3歳以上ダ2000m)を史上初めて連覇したアメリカの競走馬です。
同レースは世界のダートチャンピオン決定戦であり最高峰のレースのひとつです。
2000年は日本の馬主関口氏のフサイチペガサスやベルモントS(米三冠の一つ)を勝ったレモンドロップキットなど強豪が揃っており、クラシック未出走だったティズナウの勝利は大きく評価されました。遅れて来た大物ですね。
父はUnbridled‘s Song(アンブライドルズソング)でFappiano系の主流血統となっています。
スピード能力が優秀で、ロードクロサイトにはFappiano系のクロスが入っているのでスピード力が潜在してそうですね。
そこにサンデーサイレンスを配合するとさらにスピード力に磨きがかかります。
コントレイルはディープインパクトの能力にもっとスピード力を期待した配合に思えました。
このように日本の近代競馬に大きな貢献をしたディープインパクトの天性のレースセンスと身体能力、スピード力に長けた母系の血に更には世界最高峰のダートレースを二連覇しダート界の馬を蹴散らしたティズナウの成長力も内包しているのがコントレイルだと思いました。
菊花賞3000mという未知の距離を経験するコントレイルですが、それらを受け継いでいれば不安はないと思います。
4.まとめ
■無敗の三冠馬
今回達成されれば父ディープインパクトに次ぐ、父子制覇。
親子で三冠制覇自体も初、これも注目!
■コントレイルの出生
牧場経営が確立し2年連続ダービーオーナーとなった前田氏のノースヒルズで誕生し、育成期間は怪我により遅れてしまった。
牧場関係者は素質馬であるがキズナを見たときと比べるとすごいオーラは感じなかったとのこと。
しかしデビューするとそれ以上の能力を発揮するのでした。
■父ディープインパクトの天性の能力
見た目も父とそっくりと言われているコントレイル。
幼駒期も脚元に不安があったのも同じ背景ですが、祖父の成長力も相乗して瞬く間に無敗の二冠馬へ。
福永騎手自身も三冠、しかも無敗の三冠という夢がかかる舞台です。
今年のダービーは一皮剥けた姿で安心して勝利を見ることができましたね。
ワグネリアンでのダービーが大きく影響していると思います。
余談
になりますが、コントレイルで三冠取れると自信たっぷりの雰囲気の福永騎手にはそれでも強く印象に残っている馬がいます。
シルバーステートという馬です。
2015年にデビューしたディープインパクト産駒です。
新馬戦こそ、後にVMを勝利するアドマイヤリードの2着でしたが、未勝利戦ノーステッキ5馬身差圧勝、紫菊賞(500万クラス)ノーステッキ楽勝をしました。
しかし屈腱炎で1年半という長期休養を余儀なくされ、クラシックを全て諦めることになってしまいました。
それでも復帰させた陣営側はすごい素質に惚れ込んでいたのでしょうね。
(YouTubeでも動画がありますが、ほんとに走りがすごいんです)
復帰は昇級戦(1000万クラス)ですがノーステッキで楽勝、次の1600万クラスもノーステッキ3馬身差で快勝します。
しかしまた屈腱炎を発症し現役引退となってしまったのです。
そんなシルバーステートに先日会うことができたのですが、感無量でした。
なんか素人ながらオーラを感じました。笑
どっしりしてて、ぼーっと、のほほんとしてるわけでもなく周りを観察してこっちを見てる感じでした。
コントレイルに出会ってからも忘れることはない強力な印象を与えたシルバーステートが怪我なくいたらどうなっていたのでしょう。
タラレバの妄想も競馬の魅力ですよね。
シルバーステートの三冠は幻になってしまいましたがそれからそう時間も経たぬ4年後、
怪物コントレイルに出会い、今、無敗の三冠馬誕生を目前としています。
怪物シルバーステートの後すぐに怪物コントレイルに出会えたということも、福永騎手の持っているものだと思います。
今週もうきうきが止まりませんが、体調万全にして週末を迎えましょう。
がんばれコントレイル😊
race20.競馬🐎秋華賞2020の予想
最後の冠をかけた戦いがついにやってきた!
デアリングタクトの無敗三冠は達成されるのかわくわくどきどきです。
私はまだ無敗三冠を牡馬でもリアルタイムで見ていないので
とってもたのしみです。
そして今回🍅新聞が秋華賞カラーでとってもかわいい。
お気に入りです(´ω`)
予想
使用されるコースは京都2000mの内回りです。
秋華賞は前半のペースが速くなりがちで、
スローペースの経験しかない若駒は戸惑っちゃいそうです。
そして肝心な馬場は、土曜日は雨予報で当日日曜日は曇りのち晴れ予報。
ちょっとわからないけど良〜稍重でしょう。
今回はそんな中、脚を溜めてがんばれそうな馬をチェックしてみました!
❤️デアリングタクト
そして今現在、コース、ペース、馬場不問で全て上がり1位の脚を使える能力抜けすぎ牝馬。
過去10年で単勝1倍台の馬は3頭で2−1−0。
アーモンドアイとジェンティルドンナが1着で見事三冠馬になっています。
ヌーヴォレコルトの首差2着がありましたが、圧倒的人気で馬券外へ飛ぶことは考えにくいです。
それにやっぱり三冠見たい。
🤎クラヴァシュドール
私はこの馬2000まで走れるし強いと思ってます。
オークスこそ状態悪く大敗しましたが、今まで新馬戦後はずっと重賞に出て安定した走りをしてくれてます。
前走は前哨戦仕上げで5着はあまり気にしない。
上がりがかかる馬場でも速い馬場でも対応できる脚の持ち主、大物ハンターハーツクライ産駒、目指せクラシック馬券内!
💙ウインマイティー
スローペースや時計のかかる馬場での好走が多いですが
今回はパンパンの良馬場ではないという想定で、この馬にチャンス。
それにオークス3着馬ですし、ちょっとやそっとなら簡単にやられずに対応できると思っています。
前走の走りは叩きで、大外回して6着なら問題なし。
後方勢で唯一健闘した馬です。
スタートすんなり出て、デアリングタクトより前につけて持続力のある脚でゴールまで踏ん張れれば。
♡リアアメリア
ローズS1着の有力馬。
良馬場の方が高いパフォーマンスを発揮しそう。
ハイペースでは負けているので自分のペースで走れる位置で競馬ができれば直線も粘れるか。
♡マジックキャッスル
前走紫苑S4着でした。
4コーナ抜けたところでごちゃつきながらも気持ちで抜け出してきた感!
スタートからも首は低めで集中して走っている様子に好感を持ちました。
今回は直線で坂がない分、もうひと伸びできそう。
☆ムジカ
夏に1勝クラスを勝ち上がったばかりでローズS2着に好走。
前走、前々走でコーナー4つも問題なし。
重賞でも通じる脚がローズSで証明されたと思います。
ハイペースも経験済みだし34〜35秒後半かかる上がりでも大丈夫。
秋山騎手がなんかうまい位置に出してやってくれてるのと、それに応えるかのような馬の走りに注目したい。
ぜひとも歴史的瞬間に立ち会いたいです!!
デアリングタクトと松山騎手がんばれ😊
race19.史上初牝馬無敗三冠に大手〜デアリングタクトのことを知ろう〜
2020年クラシック最後の一冠をかけた戦いが
今年は牝馬牡馬ともに無敗の二冠馬が誕生して、秋も大注目です。
なので最後の一冠を楽しむために、
デアリングタクト、コントレイルについて書いてみようと思いました。
今回は牝馬無敗三冠に挑むデアリングタクトのこと。
良かったら最後までお付き合いください。
1.無敗三冠牝馬について
まず、無敗の三冠牝馬についてですが、
今までの日本競馬の歴史上いません!
三冠馬はアーモンドアイ(2018)、ジェンティルドンナ(2012)、アパパネ(2010)、スティルインラブ(2003)、メジロラモーヌ(1986)と5頭います。
春はデアリングタクトが無敗二冠を達成して、大いに盛り上がりました。
歴史的記録に大きな一歩を踏み出したのです。
またミスオンワードの時代は三冠目がなかったので、無敗二冠が牝馬クラシック戦線のトップでした。
秋華賞ができたのは1996年、それ以前は1976年に創設されたエリザベス女王杯が3歳牝馬限定だったので三冠目とされていました。
秋華賞創設とともにエリザベス女王杯は3歳以上牝馬限定になりました。
今までの三冠馬でメジロラモーヌだけエリ女が三冠目だったということです。
それにしても、1957年以降だって名だたる名牝がいたけど無敗二冠は成し得ていなかったんですね。
時代が進むにつれて馬たちの環境は良くなっていると思いますが、
馬という生き物であること、人という生き物が乗ることはずっと変わらないことで、簡単に勝てる世界ではないのだと思いました。
2.デアリングタクトのプロフィール
本馬は日高地方の長谷川牧場で誕生しました。
普段は大人しく、ごはんもたくさん食べて、レースは気負うところがあるけど指示にも従い、オンオフがしっかりできる見本になれるような馬です。
お母さんデアリングバードは桜花賞3着馬のデアリングハートとキングカメハメハの子供で、良血であったものの体質が弱くデビューも遅れ、未勝利戦1勝で競走馬時代を終えました。
現役引退後に繁殖牝馬として社台グループから売りに出され、約389万円で購入したのが長谷川牧場でした。
1年目にサウスヴィグラスとの牝馬が生まれましたがデビューせず、
2年目に新種牡馬のエピファネイアが種付けされてデアリングタクトが生まれます。
デアリングタクトは当歳のセレクトセールでは売れ残り、1歳のセレクトセールでノルマンディサラブレッドレーシングに1,296万円で落札されました。
取引価格が安価で、今の活躍を見るとみんなの目は節穴だったのか?と思いますが、
デビュー前、杉山調教師も松山騎手も「いい馬だけど動きも普通でクラシックに行ける」という意識はなかったようです。
またリスグラシューも担当していた装蹄師さんも二冠達成後でも「この馬格で二冠馬かぁ・・」と感じたほどなので、わからない爆発力があるのかもですね!
3.デアリングタクトの血統表
本馬の血統表を確認してみます。
まずお父さんは、名牝シーザリオ最初のGⅠ馬となったエピファネイアです。
エピファネイアはシンボリクリスエスを父にもつロベルト系で、皐月・ダービー2着の菊花賞馬です。
4歳時にジャパンカップも勝利しています。
気性面は燃えやすくレースで行きたがってしまう弱点があり、まともに本領発揮をしたレースは少なかったかもしれないです。
逆にまともに走れていたら、、と思ってしまいます。
福永騎手が「初めてうまく乗れた」と言った菊花賞は、ダービーの惜敗(私も落胆した)があったし、“ほんと良かったね”と言ってあげたいレースでした。
お母さんは上記したデアリングバードでキングカメハメハを父にもつミスプロ系、祖母デアリングハートは桜花賞3着、NHKマイルカップ2着、ヴィクトリアマイル3着、GⅢでは府中牝馬S2勝、クイーンS1勝を挙げている1600〜1800を主戦場としてきた実力馬です。
曽祖母デアリングダンジグは、デアリングハートの他にピットファイター(父プルピットの牡馬、10−3−0−11、GⅢダート3勝)を輩出していて母としての功績を残しています。
四代母Impetous Gal(インペテュアスギャル)は北米10勝しGⅠ馬も輩出、そしてその母となるのがImpetous Lady(インペテュアスレイディ)です。
牝系を遡っていくと、競走馬として実績を残す、もしくは繁殖牝馬としてしっかり活躍する馬を輩出していて、脈々と枝葉を広げていて素晴らしいなと思いました。
父方の祖母シーザリオと母方の祖母デアリングハートが同世代でともに桜花賞を戦い2、3着だったのですが、そのふたりの孫デアリングタクトが見事桜花賞馬になった話は有名ですよね。
両者にとってかわいすぎる孫だと思います。
エピファネイアはシンボリクリスエスのパワーを受け継ぎつつもシーザリオの気性の激しさとそのエネルギーを受け継いでいます。
デアリングバードは未勝利戦1戦で終わってしまいましたが、
基はキンカメの母系の能力を引き出す長所にデアリングハートの東京阪神1600〜1800やダートも走れるスタミナ、瞬発力も通っている血だと思われます。
デアリングタクトの配合は、エピファネイアのきつめの気性から成る爆発力とデアリングバードに潜在している両親のバランスの取れた中距離向けの能力で形成されているのかなと感じました。
オークスで距離不安を拭いましたが、古馬になってから高いパフォーマンスを発揮できる距離というのが確認できそうです。
内包する特に四代目の大種牡馬達をみると、
スタミナ、スピード、パワー、底力と全部バランスよく行き渡ってるようにしか思えない。。
それのいちばんの起爆剤となっているのがサンデーサイレンスの4×3なのかもしれません。
エピファネイア自身は、サンデーサイレンスが3列目にいる牝馬なら4×3の配合ができるので、デアリングタクトの活躍を見ると今後も種牡馬として期待したいです。
4.まとめ
■牝馬の無敗三冠
無敗二冠でも63年前のミスオンワード以来で、牝馬の無敗三冠史上初となる可能性にも注目!
■デアリングタクトの出生
日高地方の長谷川牧場で誕生し、あまり注目されるような馬体でもなく当歳のセレクトセールでは売れ残ってしまったが、真面目にごはんも食べて無事にデビューし非凡な瞬発力を発揮!
牝馬ながらにオンオフのスイッチをしっかりできるアスリートへ。
■サンデーサイレンスの4×3
3×4は奇跡の血量と言われる配合。
(デアリングタクトの場合は父系の四代目と母系の三代目だが、今はどちらの場合でもそれを指すようになっている)
2019年11月のデビューから競走馬としての馬生が本格的にスタートし、リステッド競走のエルフィンステークスを快勝。
そこで松山騎手も杉山調教師もデアリングタクトの瞬発力に驚き、クラシック挑戦を決めました。
そして期待通りに重馬場の桜花賞、距離も延長された良馬場のオークスも勝ち抜き、目の前に三冠目がやってきました。
2戦目からゲート前にイレ込みを見せるようになってきたのはエピファネイアの血なのか、そこの成長というのは気になるところです。
でも松山騎手のやさしくも思いっきた騎乗は、デアリングタクトの従順さと秘めた闘志にきっと合っているので活躍してくれると期待しています。
そして無事にレースを終えてほしいし、今後も怪我なく走ってほしいです。
秋華賞、他の馬も世代トップの瞬発力を持つデアリングタクトにどう立ち向かっていくのか気になりますね。
たのしみにしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
race18.競馬🐎スプリンターズS2020の予想
秋のGⅠがついにスタート!
秋初戦はスプリント戦ですね🚄
秋もトメイトゥケイバ新聞の争奪戦に参加させていただけることになりました👑
昨年こそ堅い決着で決まったスプリンターズステークスですが、
穴馬も狙いつつ的中させたいです。
では、すぐ終わるので読んでみてください。
予想
スプリンターSは中山外回りの1200mです。
中山コースは外回りと内回り、開幕週によっても求められる脚質や能力が異なってくるトリッキーなコースです。
中山1200mは、向正面からスタートして下り坂からのゴール前200mの間に急な坂があるコースです。
なので、スプリント重賞の実績ははもちろん小回りは得意か、スタミナはあるか、それを加味した馬たちをチェックしてみました!
❤️モズスーパーフレア
父は一流スプリンターのスパイツタウン!!
前走は叩きでGⅢ北九州記念(小倉1200m)2着、
前々走はGⅠ高松宮記念(中京1200m)1着です。
もともと個人的には中山専用機として見てたので、得意舞台でそれを軽視はできない!
上がりがかかっても対応できる能力はありますし、
自分のペースでガンガン飛ばして逃げ勝ちする姿は見てみたいです!!
💙ライトオンキュー
スプリンターズSの過去を見てみてると、
夏競馬を戦ってきた馬も少々穴馬として絡んでいます。
上がりがかかる馬場と想定して、対抗でいきたいと思います。
勝ち時計は1分7秒台となると予想していますが、
後半上がりがかかるようになれば、頑張れば馬券のチャンスありありと信じてます。
また過去のライトオンキューのレースを見ると、
大体フルキチが少し外に出して進路をうまく突いて好走しています。
鞍上と手の内が合っているのがすごく良いなと思いました。
ナイス騎乗を期待したい!!
🤎グランアレグリア
心情的には本命にしたい馬ですが、
ルメール鞍上も中山未経験で1200m2戦目だと軸にはしづらいかなと思います。
でも絶対能力としては侮ってはいけない馬。
馬体不安説など出ていますが、先週よりも上がりがかからなければ上位争いに突っ込んでくることもある!
♡ダイアトニック
参考外としても負けすぎ感は否めませんし、
本で読んだのですが、過去5年カナロア産駒の
重賞3着以内は26回中、前走1、2着の馬が22回というデータもありました。
今回は中山得意舞台のポツン系鞍上の横山典騎手へ乗り替わりなので、おそらく揉まれずにエスコートしてくれるのは強化材料。
強い先行力で好位置で競馬をして巻き返しに期待!
♡ダノンスマッシュ
毎回ダノンの取捨に悩まされます。
トライアルは完璧にやってくれるし右回りは得意な馬です。
1分7秒台のレースになっても対応できる実績も持っています。
軸候補の馬かもしれませんが、私は相性が悪いので抑えにしようと思います。
注メイショウグロッケ
前走セントウルS(中京1200m)は初1200で2着に好走。
父メイショウサムソンは中長距離馬。それでスプリント適性なんてと思いますが、
GⅡで2着に好走できたわけだし今回3戦目だし状態は悪くないのでは?
あと、前走で坂を登ったあともしっかり伸びてきたところが良いなと思いました!
好きな馬はグランアレグリアなので好走して欲しいと願っています😊
ride23.37〜38鞍目🐴手綱の位置に気を付けろ。駈歩超初級者のレベルアップ
前回は原点回帰ということで、軽速歩のレッスンを受けて
その同日と翌週合わせて2回の駈歩Bレッスンをしてきました。
自分のスキルはついてきていると自信をつけて、
気持ち新たに再度駈歩Bレッスンに臨みます。
1.駈歩時の手綱の意識
「りん」という、はじめましての馬さんに乗りました。
2回ともりんちゃんだったので良かったです。
(掴んだことを忘れずに同じ馬で再度確認できるからです)
基本的にはよく走ってくれる子とのことです。
私がちゃんとしてれば、ちゃんと走ってくれました。
そして、ちゃんとしてない時はちゃんと駈歩をやめてました。
ちゃんとしていない時とは、
手綱の位置がおかしい時でした。
1周はうまくいきます。でも2周目3周目で同じようなところで絶対やめるのです。
その時が、私の手綱が変わる時でした。
1周目までは私の意識が保ってられたのだと思います。
でも周回を重ねる程、意識が手綱にいかなくなるのです。
脚元や衝撃の吸収をしようと折り合いに意識がいき、
手綱が上がっていたり、開いていたりしてしまっていたのです。
本当に忙しいし注意散漫になりますw
今回は3頭だったので10分間。
残り2、3分くらいでようやっと手綱の意識と両立でき、りんちゃんも継続して駈歩をしてくれました。
手綱は上げない、開かない!
ハミにつながる手綱は操縦においても大事なこと、と分かっていても慣れなければクリアできないと思いました。。
2.駈歩時に手綱を正しい位置に保つコツ
意識しないといけないのは分かっていても、なかなかできないのが現実です。
けど少し違うところを気をつけると自然と手綱も正しい位置になります。
そのコツが、姿勢です!
軽速歩でも姿勢は重要でした。
乗馬において、どの場面でも姿勢は重要です。
姿勢が悪いと馬にバレています。
駈歩が継続できない原因として
まず姿勢が悪く、そのため手元でバランスを取ろうとするので、手綱で馬によく分からない合図を送ってしまっているという事にあります。
結果的にブレーキと同じ合図を出してしまっているのです。
これは軽速歩の時と同じです。
軽速歩の時は手綱を引かないように手の位置は一定であるようにしていましたが、
駈歩の時は馬が首を前に出す時は拳を前に譲り、
後ろに引く時は自分も同じ分だけ引いてあげることが大事です。
しかしリラックスしてちゃんと乗れているのに継続できない場合もあるんです。
それは、扶助が足りていない事に原因があります。
扶助となる姿勢、体の動きが大事です。
馬の動きに合わせて自分も推進して扶助してあげなければなりません。
上体を前から後ろへ起こす・腰を後ろから前へ押し出す、という動きを同時にする必要があります。
競馬でもジョッキーが馬を追う時(全速力で走らせようとする時)、体が動きます。
そのようなイメージですが(そんな激しくないけど)、いざ乗ると同じリズムで体のバランスを取りながら一緒に推進するって難しいのです。
またその時も手綱も動いて扶助しています。
扶助ができれば、馬に正しい合図が行き渡り、駈歩を継続してくれるし、馬も走りやすいのです。
まとめと本日の馬
■駈歩時の手綱の意識
手綱が上がったり、開いたりしてしまうと、ブレーキだと思って駈歩をやめてしまいます。
馬が急に駈歩をやめてしまうタイミングがある時は、自分の手綱の位置を今一度確認してみるとわかると思います。
気をつけることが多いけど、乗り慣れて習得していかなければなりません。
■駈歩時に手綱を正しい位置に保つコツ
姿勢が悪いために手元でバランスを取ろうとするので、手綱を引っ張ってしまいます。
馬が首を前に出す時は拳を前に譲り、後ろに引く時は自分も同じように引いてあげる!
上体を前から後ろへ起こす・腰を後ろから前へ押し出す、という動きを同時にして推進の扶助をしてあげる!
馬は騎乗者が姿勢が悪いか良いかわかります。
何人も乗せてきているので経験値が違いますよね。。
■本日の馬🐴りん
・15才の牝馬
・父マヤノトップガン、母アラマサダンサー(母父ダンシングブレーヴ)
お母さんは中央1000万以下クラスで1億くらいは稼いでいたみたいです。
マヤノトップガンは1995年の菊花賞馬で、有馬記念や宝塚記念、天皇賞・春を勝利しています。
りんちゃんは競走馬向きでなかったようです。
揺れは小さめで、結構ごねる馬さんでした。
女の子だから少し気難しい時期ってあるみたいです。
好きな牡馬が同じレッスンにいたようで、
そりゃ乗馬するより隣のイケメン眺めていたいよなーと思いましたw
かわいいですね(´ω`)
りんちゃんのおかげで、結構継続できたからとりあえず次回駈歩Aクラス行ってみよう!と言われ、レベルアップできました!
正直、これで1人で本当に駈歩させられるのか不安だったのですが
やってみて不安だったら戻ればいいよ、と言われたのでそうしようと思います\( ˆoˆ )/
ride22.乗馬道具のお手入れをする事と比例する心
今回は乗馬で使用している道具のお手入れについて書きます。
革はもともと丈夫ですが、
物持ち良くしたいし、馴染んでくる革に愛着が湧く派です。
それに雨が続いて馬場が悪い時はブーツやチャプスが土や泥にまみれるので
たまにはメンテナンスをしないと
せっかく高いものを買ったのにもったいないです!
お手入れする乗馬の道具
グローブ
頻繁に洗っています。
汗もかくし、馬や道具を触るし汚れやすいので。
チャップス
持ち帰りやすいので、気づいた時にお手入れします。
ショートブーツ
重くてあまり持ち帰る気がしません。。
乗る回数にもよると思いますが
私は1ヵ月2、3回乗るので
3ヵ月に1回くらいで、梅雨前後もお手入れします。
普段はクラブに置きっぱなしなので
靴の消臭除湿剤を入れて保管していますよ!
梅雨前後のお手入れは大事
天気が安定しない時期は馬場が悪く、
ブーツやチャップスは毎回汚れます。
そういう時はレッスン後に軽く水で洗うのですが、
梅雨に入る前に今一度、革の状態を整えて防水スプレーをしておくべきです。
どうせ汚れるからいいや、と思うこともあるけど
お手入れをして物持ち良くした方が経済的だし自分に馴染んだものを使用できますよね。
チャップスのお手入れ方法
せっかくなのでチャップスの手入れをした時のやり方を紹介しておきます。
革製品製品全般はこんな感じのやり方だと思います😊↓↓
少し湿らせたタオルで表面と内側を拭き取ります。
ゴム部分の砂を軽くブラシで取ります。
水に濡らして残った泥と砂を洗い流します。
※革部分は水に浸からないように。
3.陰干しする
風通しの良い日陰で陰干しします。
※革が傷むので直射日光は避ける。
★お手入れ用品
こちらを使用します↓↓
残っている細かいゴミや埃を取り除きます。
クロスの一部にクリームをつけてコットンに馴染ませ磨いていきます。
全体にクリームを塗ったらクロスの乾いている部分で更に磨きます。
15cmくらい離れたところから全体に噴きかけ、
終わったら軽くクロスで拭いてあげます。
完了!!
少しわかりにくいけど、実際は革に潤いが出て結構きれいなんです。(´ω`)
ショートブーツも同じようにお手入れします✨
まとめ
■梅雨前後のお手入れは大事
汚れるからいいや、という気持ちは捨てて
悪い馬場に備えてケアしておくことで物持ちが良くなります。
■革製品のお手入れ
面倒ではありますが、丁寧にお手入れしてあげましょう。
お手入れした道具を使うことで
気持ち的にもスッキリした状態でレッスンに臨めます!←これが自分の中で割と大事😂
仕事やプライベート、どんなことでも
普段使っているものを大事にしていると
その物事にも真摯に向き合えるマインドになると個人的には思っています\( ˆoˆ )/
小学生の頃、学校の道具は大事に使用しましょう、と教えられてたけど
意外と結構大切なことだったように今となって思います。
ride21.34〜36鞍目🐴自信がなくなったら立ち戻る
5回の駈歩レッスンをしてみて、
駈歩をまともにできないけど軽速歩もできなくなってるんじゃないか…と、ふとそんな考えが過ぎりました。
そこで原点回帰ということで、軽速歩のレッスンを受けることにしました。
1.色々不安になった心理
駈歩レッスンを5回も受けたけど手応えがあまり掴めない…
乗馬に限らず、物事は人によってもちろん上達度が違うと思います。
でもできない時があまりにも続くと、できるという自信がなくなっていくんですよね。
そして、最近軽速歩やってないけど忘れてないか…?そんな不安も出てきました。
それでもめげずに目の前のことをやり続けるのも一つの手ですが、
私はできるであろうことに立ち戻って、できる自信を手に入れようと考えました。
2.誘導と手前替え
自信を取り戻すには、なかなか難しい癖のある馬にあたりましたが
自分が不安に思っていたより軽速歩を忘れていませんでした。
体で覚えたことって忘れにくい。
運動性記憶は長期的なんですよね!
今回は誘導しながら手前を替える動きを確認しました。
ride14でも手前の話をしています。
(今回もこの時と同じ馬さん)
手前とは、踏み込む前脚のことです。
左回りの時は基本的に左脚が前=左手前、
右回りの時は右脚が前=右手前になります。
馬場を半周しながら手前替えを確認しました。
半周させるにも、右に曲がったり左に曲がったりと馬を誘導させます。
馬は、前の馬についていく習性がありますが、
自分でちゃんと合図を出して動かさないと曲がって欲しいところで曲がってくれません。
曲がる時は手綱で操作して曲がらせてあげます。
曲がらせるって難しいことではありませんが
広い馬場ではないので、小回りさせる時は意外と慎重になっている自分がいました。
まとめと本日の馬
■不安になったら原点回帰
「できない」が続くこともあるけどそんな時は自信をつけられる場所にいくことも大事だと思いました(´ω`)
■誘導と手前替え
誘導しながら手前替えの確認をしました。
常歩の時は座ったままなのでそのままでいいですが、
軽速歩の時は手前に合わせてお尻を浮かすので、
手前を替えた時の動きを知ることは必須です。
■本日の馬🐴ジャスパー(2〜3回目)
以前乗ったことのある金髪イケメン。
はじめましての時は洗い場で噛まれましたが
今回は2回目だったので噛まれませんでした。
覚えていたようです。
少し気難しい馬さんなので
体力をすごい使うのですが、動かせるとうれしいです。
最近の駈歩レッスンとは違うレッスンを受けることで
気分転換になったし、「乗れたー!」という気持ちでレッスンを終えることができました。
つまずいた時は違うことをしてみるのもいいですね\( ˆoˆ )/